■ネットワークドライブの割り当て方法■
ネットワークフォルダにドライブの割り当てを行う際の作業手順について、Windows10の事例を説明します。

しかし、ドライブの割り当てと聞いても、意味不明の方も多いと思います。
その具体的な内容は・・・
パソコン周辺器機をパソコンに接続すると、パソコン側でその周辺器機を認識します。
その際に、その認識の手段として、ドライブがその機器用に、一つずつ作成されます。
そして、それぞれのドライブには、英字一文字が割り振られます。


   【Windows Explore画面の表示例
一方、ネットワーク(LAN)の中にあるフォルダ等は、ドライブはありません。
即ち、ネットワークのフォルダやファイルの認識は、周辺器機と異なります。

その違いを、ネットワークのフォルダに仮想のドライブを作成して、周辺器機と同じ接続に置き換えるのが、
ネットワークドライブの割り当てです。

元々、パソコンのソフトは、ドライブを通して、目的のフォルダやファイルとつながる仕組みでした。
それが、最近ではネットワークの中でも、フォルダやファイルにつながるように改善されてきています。

しかし、まだ、一部の機能についてはドライブが無いと、つながらないものがあります。

ついては、ネットワークの中にあるフォルダやファイルで、接続が上手く行かない場合の対策の一つとして、
このドライブの設定をすると接続エラーを解決できる場合があります。

また、ネットワーク内の特定のフォルダを簡単に開くための手段としても、このネットワークドライブの割り当ては
役に立ちます。

下記の説明サンプルとしては、ドライブは「U」に設定します。
実際に御社で設定される場合は、解説に拘らず、ご希望の英字をドライブに選択して下さい。
     ●割当方法●
 (1)  パソコンを開きます。
   スタートボタン→Windowsシステムツール→エクスプーラーとクリックします。
 Windows Explore画面が表示されます。
   
 (2) Windows Explore画面で、ドライブ割当作業
   Windows Explore画面で、 「PC」上で右クリックし、[ネットワークドライブの割り当て]を選択します。
 
   [ネットワークドライブの割り当て]の設定画面が表示されます。
   ドライブとフォルダを以下のように指定し、[完了]ボタンをクリックします。
   ≪サンプル登録内容≫
 
項目    登録内容
 ドライブ  U: ← 「ご希望の英字」&「:」
 フォルダ  99X9999 ←単なるサンプル
 
 (3) 社内ネットワーク(LAN)のセキュリティ登録
   ユーザー名の部分に[ユーザID]、パスワードは[パスワード]を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
   
 (4)  認証が成功すると「U:ドライブ」が画面に表示されます。
   
 (5) Windows Explore画面コンピュータにドライブ表示
   Windows Explore画面の「コンピューター」をクリックすると、ドライブ登録情報が表示されます。
 その中に、ネットワークにドライブの割り当てを行ったものについても、そのドライブ登録内容が表示されます。
 サンプル登録では、ドライブを割り当てたネットワークフォルダが、Uドライブ「99x9999(U:)」がとして表示されました。
   
     ●解除方法●
 (1)  パソコンを開きます。
   スタートボタン→Windowsシステムツール→エクスプーラーとクリックします。
 Windows Explore画面が表示されます。
   
 (2) Windows Explore画面で、ドライブ切断作業
   Windows Explore画面で、表示されているネットワークドライブ上で右クリックし[切断]を選択します。