■金額欄印字エラー発生■
  手形印刷システムは金額欄印字に特殊文字「外字」を使用します。
この外字が、上手く手形に印刷されないエラーが発生することがあります。
その原因と解決方法を説明します。

      ●金額欄の印字エラー●

        ≪金額欄:点々文字≫  
  【原因】 
 印刷データに、外字が反映していない。

【解決方法】
 「外字」の登録と、印刷データへの反映。
     ≫説明
        ≪金額欄:漢字の化け文字≫  
  【原因】 
 中国文字fontsの外字領域への侵入。

【解決方法】
 原因の中国文字fontsの削除
     ≫説明
 
        ≪金額欄:数字が記号文字≫  
  【原因】 
 Windows10の場合、登録した外字の表示が
 上手くできないケースがあります。
 
【解決方法】
 プリンタドライバの設定変更で解決できます。
     ≫説明

      ●点々文字エラー解決方法●

金額欄が、「・・・・・」の化け文字になる原因は、手形印刷専用に使う「外字」の登録が出来ていない事によるものです。
まず、「外字」登録状況を確認します。
未登録の場合は、登録処理をお願いします。
  【原因確認】
 
 ≪外字エディター状態確認≫  
外字エディターとは、パソコンに標準で搭載されていない文字や記号を作成する機能のことです。
この機能を利用しますので、金額に印字する文字の登録状況を確認します。
● Windows 7 の場合●
  ご使用のパソコンを「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」
   →「外字エディター」とクリックし、「外字エディタ」画面を開いて下さい。
 
 
 
 ● Windows 8 / 8.1 の場合●    ● Windows 10 の場合●
 1. キーを押しながら、[X]キーを押し、表示された一覧から
  「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
 
2. 「ファイル名を指定して実行」が表示されます。
「名前」ボックスに「eudcedit」と入力し、[OK]をクリックします。
 
3. 「外字エディター」のコードの選択が表示されます。
 
 
 
 1. Windows 10 で外字エディターを起動するには、スタートボタンの右のボックスに「eudcedit」と入力するとスタートメニューの上部に「eudcedit」が表示されるので、それをクリックします。
 
「外字エディター」のコードの選択が表示されます。
 
 
 
 
≪外字エディター登録確認≫  
下記と同様の登録になっておれば外字登録OKです。
 
 
【外字登録未了の場合】
外字エディターの表示が、空白で、何も登録が出来ていない場合は、外字登録が作業未了です。
手形印刷システムの、外字登録用機能を使用して、外字登録をお願いします。
    
外字登録完了後、その印字の選択が必要です。
次のチェックは文字選択です。
【文字選択】
  金額欄の文字選択は、「初期情報登録画面」に「金額印字選択」欄が有ります。
  こちらで、縦刻み数字、横刻み数字等の文字選択を行って下さい。
 
    
【マクロ前処理】
登録された外字を、文字選択して、手形印刷データに反映させるには、最後にマクロ[前処理]が必要です。
メインメニュー[2:振出印刷]ページの[前処理]ボタンをクリックして下さい。

      ●漢字の化け文字解決方法●

外字の登録は、正常に完了しているにも関わらず、
中国語フォントの影響で上手く表示できない場合があります。
当件については、マイクロソフトの解説ページがあります。
   ≫外字が中国語フォントに置き換えられる

    ≪事例サンプル≫
 
【解決方法T】
   Officeのアップデートを行っていただくと、Service Pack が実行されます。
   これにより、中国語フォントの影響の回避処置がとられるはずです。
【解決方法U】
   解決方法Tで、上手く行かない場合には、直接作業で解決してください。
   ●原因●
     Windows に含まれている繁体字中国語フォント MingLiU_HKSCSの使用領域が、
     E000 〜 F848 に割り当てられている文字を、含んでいる事が原因です。
   ●解決方法●
     システム管理者でログインした後、中国語フォントを削除する。
      登録フォルダ・・・・・・・・・・・・ C: \Windows\Fonts
      中国語フォント・・・・・・・・・・「mingliu.ttc」「mingliu.bak」

       ●数字の記号文字化解決方法●(Windows10限定)

前項のエラーと同様に、Windows10の場合、外字登録が出来ているにもかかわらず、
登録した外字の表示が上手くできないケースがあります。
これは、プリンターのプロパティが原因ということみたいです。
前項エラーと同様に、Officeのアップデートで解決するはずですが、
上手く行かない場合は、直接作業で、下記のプリンタドライバ設定変更をお試し下さい。
   ≪事例サンプル≫

     【解決方法】    
 
プリンタドライバの設定変更で解決できます。
まず、最初に、プリンターのプロパティの設定方法を説明します。
Windows10スタートボタンをクリックし、スターメニューの「設定」をクリックします。
    
設定画面「デバイス」をクリックします
    
関連設定グループの「デバイスとプリンター」リンクをクリックします。
    
「デバイスとプリンター」コントロールパネルが表示されますので、プリンターグループの、設定変更を行うプリンターを右クリックし、メニューから「プリンターのプロパティ」をクリックします。
    
  ※右列上段に続く
 
  ※左列最下段から続く
    
「デバイストプリンター」画面の中の、使用するプリンタのアイコンをワンクリックします。
そして、続けて右クリックし、プルダウンメニューリストを表示します。
メニューリストの中の、「プリンターのプロバティ」をクリックします。
    
プリンターのプロパティが表示されますので、「詳細設定」タブをクリックします。
そして、「詳細な印刷機能を有効にする」のチェックを外します。
    
プリンターが共有で接続されている場合は「共有」タブをクリックし「クライアントコンピュータで
印刷ジョブをレンダリングする」のチェックを外します。
「OK」ボタンをクリックします。