■ 「署名判」イメージの作成と利用方法 ■

御社の署名判を、そのまま手形印刷システムにイメージとして取り込み、手形・小切手に印刷する方法を説明します。

1.「署名判」イメージの作成
御社の署名判を白紙に押印します。
その書面をコピー機でスキャンし、イメージデータに置き換えてパソコンに読み込みます。
@御社の署名判を白紙に押印
A 切り取りマーク書込
印影を印刷する際の、印刷枠は縦2.3p×横8.5pです。
このサイズに合わせて印影を切り取るため、印影から少し外側に、上下2.3pの高さでマークを入れて下さい。そのマークを、イメージデータから印影を切り取る際の目印にします。


横長は署名判の印影通りに切り取って下さい。
印刷枠の横幅に余裕がある為、ほぼ横長には関係なく、
縦長で印影の印刷サイズが決まるためです。
印影の高さが2.3pを超える場合は、印影の高さでマークを入れて下さい。
そして、その高さを測っておいて下さい。後で説明する「手形レイアウト調整画面で」印刷枠をその高さに調整して下さい。
C イメージデータを
パソコンに読込
B書面をコピー機でスキャン
コピー機(スキャナー機能付)からパソコンにイメージデータを取り込むには、パソコンとコピー機がネットワーク(LAN)で結ばれていることが必要です。

コピー機からのイメージデータ読込は、通常、パソコンに、コピー機での印刷を初期設定(プリンタドライバをインストール)すると、一括して準備されます。具体的には、パソコンにTWAINドライバの登録が同時に行われて、イメージデータ読込が可能になります。
但し、社内LANの環境により、イメージデータ読込に支障が出ることもあります。
その際は、御社のシステム管理者か、コピー機のメーカーに支障の発生についてお尋ね下さい。
     
 
 
 ※社内LAN経由でパソコンとコピー機を接続する場合の、パソコン側の注意事項。
        ≫ファイルとプリンターの共有設定
 ※ネットワークのセキュリティが厳しい場合、スキャナー機能に支障が出るケースの説明。
        ≫エラーMsg「スキャナーが見つかりません」対応方法
画像データの取り扱いは、「画像編集ソフト」jを用います。
一番標準的なWindowsに付属の画像編集ソフト「ペイント」を使って、署名判イメージを作成する方法を下記に解説します。
解説はWindows7の画面表示を使って行います。異なるWindowsバージョンでも、ほぼ同じですのでお試し下さい。

2.「署名判」イメージの読込と編集

画像編集ソフトでコピー機からイメージデータを読み込む際の詳細説明です。


まず、前項説明の署名判を押印した書面を、コピー機の原稿読取ガラス台に置いて下さい。
そして、パソコンのペイントを起動して、コピー機のスキャナー機能を稼働し、イメージデータ(画像)を読み込みます。

  ●ペイントの起動と操作要領●
画面左下のスタートボタンをクリックして、メニューリストを表示します。
そして、メニューリストの最下段にある「すべてのプログラム」をクリックし、詳細メニューを表示します。
メニューの中の「アクセサリ」をクリックし、更に詳細メニューを表示して、その中の「ペイント」をクリックして下さい。
画像編集ソフト「ペイント」の画面が現れます。


≪メニューリスト表示≫
  「スタートボタン」→「メニューリストの表示」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「ペイント」クリック
 
≪画像編集ソフト「ペイント」の画面表示≫
      
 
 
  ≪画像編集ソフト「ペイント」のスキャナー機能操作≫
画面左上のメニューボタンをクリックし、「カメラーまたはスキャナーから取り込み」をクリックします。
 
スキャン操作小画面を表示しますので、「カラー画面」又は「白黒画面」を指定の上、「スキャン」ボタンをクリックします。
 
署名判イメージを確認します。   コピー機のスキャン機能が働いて、読み取ったイメージを表示します。
 
  ≪署名判の範囲枠取り設定≫
機能選択リボンにある、範囲設定の四角枠アイコンをクリックの上、「切取りマーク」と「署名判イメージ」に合わせて、カーソルをドラッグします。署名判イメージの範囲を設定します。
 
※注意※
署名判イメージの大きさは、原則として、スキャナー読取りのまま(大きめサイズ)とし、縮小しないで下さい。
             ↑           
  ●イメージを縮小修正すると、
    輪郭がぼやける為

  ●手形印刷に当たって、署名判イメージの
    印刷サイズは、上下2.3pに自動的に
    縮小調整して印刷します

ついては、署名判の切取りマークに合わせて、正確に切り取るだけで結構です。

   
   
 
機能選択リボンにある、「トリミング」アイコンをクリックします。
範囲設定した部分だけ残り、その他は消去されます。
※注意※
署名判イメージは、大きめのサイズにして下さい。
原則として、縮小不要です。
手形印刷に当たって、自動的にサイズ調整して印刷します。
   
   
  ≪署名判画像をファイル保存≫
画面左上のメニューボタンをクリックし、メニューリストの中から「名前を付けて保存」→「PNG画像」をクリックします。
 
   
   
  「名前を付けて保存」小画面が表示されます。
(1)保存先フォルダ、(2)ファイル名、(3) 拡張子「PNG」を指定して、「保存」ボタンをクリックし、保存を行います。
 

以上の操作でで、署名判画像ファイルを作成できました。

3.手形印刷システムに「署名判」利用の選択
手形印刷システムメインメニュー画面の左下[●初期設定●]欄の[初期設定]ボタンをクリックして下さい。
「初期情報登録」画面が表示されます。
その画面の中、最下部にある「●振出人署名●」欄の中で、
[署名選択]ボタンをクリックし、「イメージ利用」を指定して下さい。

4.手形印刷システムに「署名判」イメージ読込
「●振出人署名●」欄の[登録画面]ボタンをクリックして下さい。
「社名印イメージ登録」画面が表示されます。
「社名印イメージ登録」画面の右下にある[画像登録処理]ボタンをクリックします。
「画像登録」画面が表示されます。
「画像登録」画面の基本操作は次の通りです。
  ≪操作方法≫
@ 署名判のイメージファイル保存フォルダ指定
「フォルダ選択」欄の[選択ボタン]をクリックし、先に署名判イメージを保存したフォルダを指定します。
「フォルダ指定」と同時に、保存されているファイル名が「画像Fileリスト」欄に表示されます。

A イメージファイルを選択
「画像Fileリスト」欄に表示されたファイルをカーソルでクリックし選択します。
選択と同時に、その画像ファイルのイメージが「画像」欄に表示されます。

B ファイルのイメージ表示
「画像Fileリスト」欄で選択されたファイルの画像が表示されます。
画像のサイズは、「実際サイズ」と「印刷サイズ」の2種類です。
「●画像表示●」欄の[切替ボタン]をクリックすると表示切替できます。

C 登録実行
一番良いと思われる画像ファイルを取り込みます。
[登録実行]ボタンをクリックすると登録設定されます。

D 終了
「画像登録」画面を閉じます。[終了]ボタンをクリックします。

「署名判イメージ登録」画面を見て、画像が適切に登録されていることを確認して下さい。
画像ファイルがOKならば[終了]ボタンをクリックします。

5.「署名判」の印刷サイズ微調整
手形・小切手に署名判を印刷する枠取りは巾8.5p×高さ2.3pとしています。
「署名判イメージ登録」画面の表示枠と同じ大きさです。

印刷する際に、この枠取りにイメージのサイズを合わせます。
署名判イメージの縦横比は変えませんので、巾と高さのどちらか先に目一杯となる方で
印刷されるサイズが決まります。

≪サンプル説明≫
縦横比が23:70の場合、縦が目一杯で2.3pとなり、横は7pで右側に余白が生じます。

署名判イメージの余白の取り方でもサイズ調整は可能ですが、
それでも実際に手形・小切手に印刷してみると、元の署名判と大きさが若干異なるのは避けられません。

そこで最終段階の微調整は 「レイアウト調整画面」の「高」「巾」で調整下さい。
現印刷に対してプラス・マイナスをミリ単位で調整できます。

「●プリンタ設定&印刷レイアウト調整●」欄の[画面調整]ボタンをクリックして下さい。
「手形レイアウト調整画面」が表示されます。
                         
    
「署名判」欄の外枠サイズをミリメートル単位で調整します。

    ●高さ・・・・・・・「高」欄に調整数字を入れます。
             プラス数値は外枠の下辺が下がり、枠の上下が高くなります。
             マイナス数値は低くなります。
    ●幅・・・・・・・・・「巾」欄に調整数字を入れます。
             プラス数値は外枠の右辺が右に動いて、枠の左右が長くなります。
             マイナス数値は短くなります。
≪注意点≫
   印刷サイズは「高」「巾」の両方で決まるものではなく、署名判イメージの縦横比と関連し、
   「高」「巾」どちらか先に目一杯となる側のサイズで決まります。
   ついては、次のようなケースがありますのでご注意下さい。
       ●横サイズを変更する場合に、「巾」ではなく、「高」を変更すると変わる。
       ●縦サイズを変更する場合に、「高」ではなく、「巾」を変更すると変わる。

       ※拡大する場合は、印刷全体の枠をはみ出すとエラーとなります。
         はみ出さないように、「位置」欄の調整もお願いします。